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俳優佐藤隆太(28)が東京・渋谷のパルコ劇場で米劇作家ニール・サイモンの名作舞台「ビロクシー・ブルース」(来年2月2~22日)に主演する。パルコ劇場は佐藤が日大在学中の99年に舞台「BOYS TIME」で俳優デビューした思い出の劇場で、10年ぶりの凱旋(がいせん)主演となる。
 「ビロクシー-」はサイモンの自伝的作品で、第2次世界大戦のさなか、若者たちが軍隊訓練所で過ごす青春の苦さ、こっけいさ、たくましく成長する姿を描く青春群像劇。85年のトニー賞ベストプレイ賞を受賞し、87年には真田広之主演で日本初演された。今回、佐藤は真田が演じた作家志望のユダヤ人青年ユージンにふんする。

 今年は熱血教師役で連続ドラマ初主演した「ROOKIES」が高視聴率を記録。来春には映画版も公開と快進撃が続く佐藤は「10年前のパルコ劇場での舞台が僕の役者としてのデビューでした。その劇場に戻ってこれる! 本当に幸せです。しかし、それと同時に、自分が10年間でどれだけ成長したのかが問われる舞台にもなると思います」と満を持している。

 共演は初舞台となる忍成修吾(27)をはじめ、瀬川亮、D-BOYSの中村昌也、尾上寛之、南周平ら旬の若手がそろい、忍成は「楽しくいい舞台にしたいなと思います。共演者の方も同世代が多いのでコミュニケーションをとって高め合えたらと思います」。東京公演後には大阪、名古屋、仙台、新潟など地方公演もあり、佐藤は「このエネルギッシュな作品に一丸となって全力で飛び込んで行きたい」と意気込んでいる。

参照元:nikkansports.com

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