音楽界初！ドリカム４変化ＭＶ…シングル収録別アレンジ、映像でコラボ

３月にデビュー２０周年を迎える人気ユニット・ＤＲＥＡＭＳ　ＣＯＭＥ　ＴＲＵＥが、シングル「ＧＯＯＤ　ＢＹＥ　ＭＹ　ＳＣＨＯＯＬ　ＤＡＹＳ」（２５日発売）で音楽界初のミュージックビデオ（ＭＶ）を完成させた。同シングルには、ドリカムと女優の多部未華子（２０）、オレスカバンド、ＦＵＺＺＹ　ＣＯＮＴＲＯＬがそれぞれ違うアレンジで歌う４曲を収録。ＭＶではこの４曲をひとつにつなげ、フォーク、スカ、ロックなど４変化する。

　「ＧＯＯＤ　ＢＹＥ―」は吉田美和（４３）が高校時代に書き下ろし、組んでいたバンドとして高校の卒業ライブで披露した曲。３月２１日にデビュー２０周年を迎えるドリカムが初めて“別バンド”の作品をカバーし、旅立ちの春を迎えた高校生の心情を優しいメロディーで歌った卒業ソングだ。

　吉田と中村正人（５０）はこの曲を自由にアレンジして、いつまでも歌い継がれる卒業ソングになってほしいと希望。アレンジの“お手本”として多部がフォーク調、オレスカバンドがスカ、“ファジコン”がロックで歌う３バージョンをシングルに収録した。

　ＭＶではドリカムバージョンをベースに、この３作品を代わる代わる挿入。それぞれのボーカルのキーも違うが、絶妙な一体感を見せる。

　ドリカムはＭＶに歌声だけ“出演”しているが、多部、オレスカ、ファジコンは映像にも出演。３組は都内近郊の大学で歌唱シーンなどを撮影した。ＮＨＫ朝の連続テレビ小説「つばさ」（３月３０日スタート）のヒロインを務める多部は、卒業式を迎えた生徒役も担当。撮影は１月２５日の誕生日の前日に行われ「１９歳最後のお仕事がドリカムさんのＭＶ。今後、振り返るたびに、こんなにすてきな仕事をやっていたと思えます」と笑顔。

　ＭＶは楽曲のテーマを映像で表現し、音楽番組などで放送する重要なプロモーション手段。通常は１組のアーティストがタイトル曲で制作するが、今回は音楽界初の“４変化ＭＶ”。発案した吉田と中村は「ＭＶの常識を無視し、むちゃの全開で作り上げた超感動完全保証の作品。涙が頬（ほお）にキラリでした」と仕上がりに大満足。このＭＶは２５～２７日に公式サイト（ＤＣＴｇａｒｄｅｎ．ｃｏｍ）で視聴できる。

参照元：スポーツ報知