浅野忠信主演映画で落石事故…スタッフが頭部骨折と脳挫傷

俳優の浅野忠信（３４）の主演映画「劔岳（つるぎだけ）　点の記」（０９年公開、木村大作監督）の撮影が行われている北アルプスの別山（富山・立山町）で１９日午前１１時すぎ、自然落石による事故が起き、録音スタッフの斉藤禎一さん（６７）が左頭部骨折と脳挫傷の重傷を負った。

　事故当時、浅野や香川照之（４２）らも撮影現場におり、あわやの事故。斉藤さんは富山県警のヘリで富山市内の病院に搬送され、現在は集中治療室で治療中。意識はあり、命に別条はないという。斉藤さんは別山の北壁２７００メートル付近の浅野らがいたほかの撮影隊と離れ、数十メートル下の岩場で１人で次の撮影準備をしていたところ、落下してきた２メートル四方の岩に当たった。

　事故を受けて現在、撮影は中断。今後の撮影については未定という。同作は昨年９月にクランクインし、今年８月上旬のクランクアップを予定していた。

参照元：スポーツ報知