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俳優・江口洋介(39)がケラリーノ・サンドロヴィッチ氏(43)演出の舞台「どん底」(08年4月6日~27日・Bunkamuraシアターコクーン)に出演することが5日、分かった。ロシア文学の金字塔と言われるマクシム・ゴーリキーの戯曲をKERA(ケラ)流にアレンジ。05年12月に三谷幸喜作品「12人の優しい日本人」で舞台初出演した江口が、3年ぶりの舞台で、再び群像劇に挑む。
俳優・江口洋介と奇才ケラリーノ・サンドロヴィッチ氏のコラボレーションが実現する。08年4月にBunkamuraシアターコクーンで上演される舞台「どん底」で、ゴーリキーの戯曲に挑むことになった。
「どん底」は社会の底辺で生活する貧困層を描いた作品で日本では多種多様な劇団で上演されてきた名作。巨匠・黒澤明監督が江戸時代の長屋に設定を置き換えて映画化したことでも知られている。ケラ氏は新進気鋭の演出家で、「ヴァージニア・ウルフなんかこわくない?」など翻訳劇も大胆な解釈で、独特の演出を試みており、今回はロシア文学最高傑作をKERA流にどのようにアレンジするか注目が集まる。
主演は段田安則(50)で、様々な人々が生活する木賃宿に現れ、影響を与える謎の巡礼者・ルカ役。江口は、若い盗人・ペーペル役で木賃宿の妻(荻野目慶子=43)と不倫をしながらも、その妹(緒川たまき=35)とも関係を持ってしまう。ほとんど全員が怠惰な生活をしている中で、自分の現状に不満を持って、エネルギッシュに生きる重要な役どころだ。ケラ氏は「ペーペルは純粋な部分がある役。江口さんの骨太の中にあるチャーミングさが役にピッタリだと思います」と関係者に話している。
映画「湘南爆走族」(87年)でデビューし、20年。トレンディードラマなどで活躍している江口だが、舞台出演は05年の三谷幸喜作品「12人の優しい日本人」が初めて。映画、ドラマとは違ったライブ感を堪能した江口は、テレビでも舞台経験者との“共演”が増え、舞台出演への興味が広がっていった。
「(初舞台に続き)2度目の舞台も群像劇に挑戦します。段田さんを始め、舞台で圧倒的な個性と力を魅せる方々がそろったキャスティング。そこに参加できることが刺激的で今からとても楽しみです」と舞台出演への熱い思いを語っている。
参照元:スポーツ報知