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女優の沢口靖子(42)が北村薫原作の主演ドラマ「ひとがた流し」(NHK、土曜・後9時)で、一糸まとわぬ姿を披露していることが5日、分かった。デビューから24年目。清純派を代名詞に露出とは無縁で歩んできたが、乳がんと闘うアナウンサーを演じる上で「役と正面切って向き合いたかった」と覚悟を決めて挑んだ。
原作が直木賞候補にもなった「ひとがた流し」はアナウンサーの千波(沢口)、文筆家の牧子(松田美由紀)、元編集者で写真家と結婚した美々(高木美保)の高校時代から25年間続く3人の友情物語。
沢口は全3回のこのドラマで乳がんと闘うテレビ局の中堅アナウンサー石川千波を体当たりで演じている。お茶の間を驚かせる衝撃の場面は8日放送の第2回に出てくる。入社20年目で手にしたニュース番組メーンキャスターの内定を辞退し、がん手術入院前に「自分の姿を記録として残しておきたい」一心で写真館を訪れ、美々の夫(佐野史郎)に頼み、撮影してもらうシーンだ。
「確かに最初は勇気がいりました。でも中途半端にしたくありませんでした。千波の生き方を最も象徴する大事な場面。逃げたくない、と思いました」と沢口は振り返る。演じるにあたり、実際に乳がん検診も受けた。
台本を最初に読んだ時、涙があふれて止まらず「この状態でちゃんとセリフが言えるのだろうか」というほど感情移入した。年齢的にも等身大の役。「(主人公が)試練にぶつかり、どう乗り越えていくのか。いまの社会だからこそ伝わるメッセージもたくさんあると思います」。
デビューから24年目。人知れず悩んだ時期もある。「周囲がイメージする沢口靖子がいつも自分の少し先にあって。それを必死で追いかける感じでした」。そのかっとうが消えたのは女優を始めて20年たったころだった。正統派の美人女優と言われ続けてきたが「いま、演じることの本当の大変さと深みを実感しています」。
参照元:スポーツ報知