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ヤンキースの松井秀喜外野手(33)が結婚を発表した27日、芸能界など各界から祝福のコメントが寄せられた。熱血G党で知られるフリーアナウンサーの徳光和夫さん(67)は、パイレーツの桑田真澄投手(39)の引退を受けて飛び出したゴジラの“一発”に「野球界が仕組んだ演出じゃないか」とびっくり。歌舞伎俳優の松本幸四郎(65)一家も春を迎えた松井に大喜びした。

 ジャイアンツおやじの潤んだ瞳が、みるみるうちに乾いていった。

 この日昼、都内のスタジオでTBS系「世界ウルルン滞在記」の収録前に楽屋でテレビをつけた徳さんは「松井結婚」の一報に細い目をこすった。「びっくりしましたねぇ、本当に」。実は数時間前、駅で買った「スポーツ報知」1面で桑田引退を知ったばかりだった。「電車の中で読みながら涙しましたよ」。巨人のかつてのエースが現役に別れを告げた直後に、元4番の“逆転本塁打”。オレンジの血が流れる名物アナも「もうねぇ、野球界が仕組んだ演出じゃないかと思うんだよ」と大どんでん返しにくたびれた。

 松井と最後に連絡を取り合ったのは昨春。大事な報告は受けていなかった。「スーパースターになって、あのまま米国人になっちゃうのかなって。ハリウッド女優と一緒になるかと心配もしたし。金髪(外国)のお嬢さんと結婚しなくてよかった(笑い)。松井が選んだ方が、日本の一般家庭のお嬢さんでちょっとほっとした」

 巨人時代からゴジラのバットを見守り続け、予感はあった。「誠実な分だけ、優柔不断で恋愛下手でしたね。うそがつけない。聞いていなくはなかったけど、普通のお嬢さんと一緒になるだろうと。お父さんも『華やかな方は…』とおっしゃっていた。納得されるだろう」とうなずいた。

 「メジャーリーガーには無関心を装う」と頑固な巨人愛を貫く徳さん。夫になるピンストライプの55番に期待することは「あまりないっすね」とあえて突き放すが「松井が選んだ奥さんですから、体調管理もしっかりできる人だと思います。それで選手寿命を1年でも長く延ばして、メジャーはヤンキースで終わってほしいね。余力があるなら、もう一度ジャイアンツのユニホームを着てもらいたい」。その目はやっぱりウルルンだった。

参照元:スポーツ報知

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