マライアがジャイアンツ愛歌う…海外歌手初の日テレプロ野球中継イメージ曲

米人気歌手のマライア・キャリー（３８）が、日テレ系プロ野球中継「ＰＲＩＤＥ＆ＳＰＩＲＩＴ　日本プロ野球２００８」のイメージソングを担当することが２７日、分かった。スポーツ中継と初タイアップの新曲「ラヴィン・ユー・ロング・タイム」で、海外アーティストが同中継のイメージ曲を歌うのも初。セ・リーグ開幕の２８日からオンエアで、視聴率回復の命運を託された世界の歌姫が、原巨人の日本一、星野ジャパンの五輪金メダルをセクシーに後押しする。

　ビッグでもスモールでもない。今年の野球界のトレンドは「セクシーベースボール」で決まりだ。

　野球中継の新たなシンボルとなるマライアは「『ラヴィン―』が『ＰＲＩＤＥ＆ＳＰＩＲＩＴ』のイメージソングに選ばれて本当に感激してるの」。海を越えて歓喜の声を弾ませた。

　新アルバム「Ｅ＝ＭＣ２」（４月１６日発売）に収録される「ラヴィン―」は、永遠の愛を歌ったミディアムテンポのポップス。親日家らしく「日本といえば、野球が一番人気のスポーツって聞いてるわ。『ラヴィン・ユー・ロング・タイム』ってタイトルと、日本のみなさんが野球を長い間愛しているっていう点が共通しているので、とてもいいタイアップだなって思っています」と胸を張る。

　９０年のデビュー直前にＮＢＡのオープニングセレモニーで歌唱し、０２年のスーパーボウルでも国歌独唱するなどスポーツと結びつきが強いマライアにして、中継番組とのタイアップは今回が初。結婚を発表した松井秀喜（３３）の古巣・東京ドームで来日公演を行い、松井の同僚のヤンキース、デレク・ジーター遊撃手（３３）とはかつて交際が話題になるなど、野球とのかかわりも深いのだ。

　日テレは「北京五輪もあり、今年は野球が世界に開かれている。国際色を表現したい」と初めて海外アーティストを起用。低迷する野球中継視聴率の３年ぶりの平均２ケタ％獲得に向け、全米ＮＯ１ディーバには“機能改善薬”としての大きな期待も寄せている。

　「みなさん、私の曲と一緒にぜひ野球を楽しんでください。アイシテマス！」とマライア。ゴジラに続けと、Ｇナインも日本代表も奮い立たせる。

　◆５月下旬来日ドーム観戦！？　○…５月下旬に新アルバムのプロモーションのため、約１年半ぶりの来日が決定しているマライア。所属レコード会社関係者によると、東京ドームに試合観戦に訪れる可能性もあるといい、何らかのサプライズパフォーマンスがあるかも含め、注目が集まるところだ。

参照元：スポーツ報知