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第21回東京国際映画祭のコンペティション出品作「ブタがいた教室」(11月1日公開、前田哲監督)の主演俳優・妻夫木聡(27)が25日、渋谷のBunkamuraで会見し、観客の投票で選ばれる「観客賞」受賞に意欲を見せた。小学校で飼育したブタを食べるか議論するストーリー。舞台あいさつでは“妻夫木先生”が命の大切さを熱弁。後輩の俳優・松山ケンイチ(23)が“サプライズ出演”した。各賞は26日に発表される。
妻夫木は最高賞「サクラグランプリ」や主演男優賞の自信を聞かれ「100%取れないと思う。映画祭のコンペに選ばれたことだけでうれしい」と控えめだった。が、コンペ15作を対象に観客が決める「観客賞」は「そういう賞こそ欲しい」と言い切った。
受賞を予感させるように、舞台あいさつのチケットは約600席が即完売。1990年に大阪の小学校で行われた、ブタを飼育後に食べるか食べないか議論する実践教育の映画化で、妻夫木は教師役に初挑戦。撮影前に生徒役の26人の名前をすべて覚え、生徒には「星先生」と呼ばせるなど、本当の先生として子供たちと向き合った。
食べ物を粗末にする生徒を本気で怒ったことも。「生徒から『すいませんでした、先生』と言われ、『いいよ。明日からがんばろうな』と。教師の充実感が分かって、気持ちいい~!」と妻夫木。会場に駆け付けた生徒から、何度も「星先生~」と呼ばれた。
この日の“公開授業”のテーマは命の大切さ。妻夫木は「ぼくはブタを食べる側だと思う。『いただきます』は命をいただくこと。そのありがたみを忘れないためにも、人間の使命としていただくことが、生きることにつながる」とアツく語った。
所属事務所の後輩の松山は、前田監督の「ドルフィンブルー」に出演している縁から、プライベートで観賞。質疑応答でマイクを握り「みんなで議論する場面はすごく良かった。ぼくもあそこにいられたらな。妻夫木さんと仕事したい」とラブコール。妻夫木は「マツケンも売れて良かったな」と笑顔で応じていた。
参照元:スポーツ報知