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俳優・大沢たかお(39)が映画「ICHI」(曽利文彦監督、今秋公開)で女優・綾瀬はるか(22)と初共演することが24日、分かった。「女版座頭市」を描いた同作で初めて本格的に時代劇に挑戦し、主人公を支える侍を演じた大沢は「とてもシンプルで、かつアクション、ドラマが盛りだくさんの作品です」と新境地を開拓した一作を振り返った。
また新しい大沢がスクリーンを駆ける。「二枚目というより、ちょっとトボけた役なので、とても興味を持ちました」力はありながら、ある理由で刀を抜くことができずに苦悩する侍・十馬を演じる。役立たずの用心棒は、斬(き)ることを宿命付けられた女・市(綾瀬)との出会いによって己に変化をもたらしていく。
斬新な映像表現が話題をさらった「ピンポン」(02年)の曽利監督が手掛ける「ICHI」は、故・勝新太郎さんや北野武が盲目の侠客(きょうかく)を演じた名作「座頭市」の主人公を女性に設定した異色作。撮影は既に昨年5~6月に山形県で終わっており、来月には完成する。密室アクション映画「荒神」(03年)で侍を演じながら、本格的な時代劇は初めてとなる大沢は、黒澤明監督「影武者」「乱」、山田洋次監督「たそがれ清兵衛」「隠し剣 鬼の爪」でも活躍した殺陣師・久世浩さんから徹底指導を受け、侍としての演技を磨いた。
従来の時代劇にはなかったハイテク映像が特徴の作品で、十馬と市との恋は物語の支柱となる。綾瀬との初共演について、大沢は「精神的、肉体的に、かなり悪い条件が続く日々だったにもかかわらず、まったくブレることなく、いつもすてきに現場にいる方。また、ご一緒できれば」と振り返り、17歳年下の女優に賛辞を贈る。共演には「ピンポン」にも出演した中村獅童と窪塚洋介、さらに杉本哲太、渡辺えり、横山めぐみと魅力的な顔ぶれが並んでいる。
初めてミュージカルに挑戦した「ファントム」公演の大千秋楽を22日に迎えたばかりの大沢だが、銀幕の世界に戻れば、本作だけでなく「築地魚河岸三代目」「GOEMON」と公開待機作が並ぶ。近年の日本映画界で最も多い主演作を数える男は、勢いを緩めることなく08年も疾走を続ける。
参照元:スポーツ報知