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中村勘三郎率いる歌舞伎「夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)」の欧州公演が14日、ドイツの首都ベルリンの「世界文化の家」で始まった。詰めかけた観客は日ごろ経験できない日本の伝統芸能に引き込まれていた。
勘三郎の父、17代目が1965年に初めてドイツ公演を行っており、漫画やすしなど日本文化のブームが広がる欧州で伝統芸術を体験できる貴重な機会としてドイツでも高い関心を呼んでいる。
ある地元紙の文化担当記者は、舞台を飛び出して観客席をも走り回る演出に、「カブキは静かな世界だと思っていたが、笑いもあり動きのある一大スペクタクルだ」と驚いた様子だった。
ベルリン公演は21日までで、その後はルーマニア・シビウの国際演劇祭でも公演する。(共同)
参照元:スポーツ報知
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