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広島国際学院大(広島市安芸区)が今年度から元ボクシングWBC世界ライト級王者のガッツ石松(58)とタレント・川島なお美(47)を客員教授に任命したことが2日までに分かった。現代社会学部の年1回の特別授業として、ガッツは「人生訓」、川島さんは「恋愛論」を説く。任期は2年間。初の教授就任となったガッツは「人生負けることで何かを得ることを学生に伝えたい」と意欲を見せている。
異色教授が誕生した。ガッツは1日付で広島国際学院大現代社会学部の客員教授に就任。「社会学演習」の一環として、年1回ずつ約300人を対象とする特別合同講義「おもしろ人生ゼミナール」を担当する。90分間授業で単位認定の授業となっている。
早速5月21日に教壇に立つガッツは「人生訓」をテーマにする。プロボクサーとしてデビュー後、何度も敗戦を喫しながらも25歳で世界を極めた。引退後はタレント・俳優として活躍。96年、衆院選に挑んだが落選し、多額の借金に苦しんだ。2004年には「最驚!ガッツ伝説」がベストセラーに。「OK牧場!」のフレーズで再ブレークするなど人生の浮き沈みを味わってきた。
「私は中学校を卒業した2日後に“社会人生大学”に入ってボクシングを“専攻”した。苦節8年でチャンピオンになれたが、そこにたどり着くまでは勝ちばかりではなかった。引退してからも同じ」と波乱万丈だった自らの半生を教科書とするつもりだ。
教授就任は人生初。「情報がはんらんする世の中で、若者は机上の空論が先行して実体験に乏しい。失敗を恐れず、何事もチャレンジという気持ちを学生に伝えたい」と既に意気込みはOK牧場だ。
同大は学生に対し、教授選定の参考資料として10人程度の候補の中から適任者を選ぶアンケート調査を行った。そこで、ガッツは全体の9割超という圧倒的な支持を得た。
有名パティシエ・鎧塚俊彦氏(42)と婚約中の川島は今年10月から授業を持つ。テーマの「恋愛論」は学生の要望に応えたもの。川島は教授就任要請にあたり、普通の講演とは違う授業形式について「どう進めればよいのか」などと質問してきたという。授業では2人の“トーク”に加え、質疑応答の場も設けられるなど学生と交流を図っていく。
◆広島国際学院大 広島市安芸区に所在する私立大。1964年に前身の広島電機学園短期大が開校し、99年に現校名に改称。工学部、現代社会学部など計4学部があり、主なOBに巨人・隠善智也外野手など。
参照元:スポーツ報知