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【上海10日】破天荒歌手のDJ OZMAが、市内のクラブハウス「ロジャム」で、初の上海公演を行った。現地公安当局の取り締まりを警戒し、昨年のNHK紅白歌合戦で物議を醸した裸スーツの演出こそ“縮小”したが、自慢のパンツ一丁の過激なパフォーマンスは全開。紅白については「来年以降、演出家で」と今年の出場はあきらめ気味だが、その分、全12曲の熱いアゲアゲナイトで上海のファン1000人をとりこにした。
無類のお祭り男は国境を越えても、やっぱり裸だった。
過激な演出に対する厳しさはNHKの比じゃない当局に、女性ダンサーの“おっぱいスーツ”を「やりません」と苦渋の決断を下していたOZMA。それでも「公安上等」とオープニングに日本でのライブ映像を流し、裸スーツを解禁した。
映像とはいえ観客1000人の度肝を抜くと、OZMAの興奮はのっけからMAXだ。ヒット曲「アゲ♂アゲ♂EVERY☆騎士」では、自らデザインしたキノコを模したヒョウ柄のパンツ一丁に。女性ダンサーもビキニで悩殺すると、性的パフォーマンスに慣れない地元ファンも悲鳴から歓声に変わり、一緒に踊り、タオルを振り回した。
用意は周到だった。昨年の紅白では想定外の騒動を呼んだが「意外としたたかで、TPOをわきまえてる男です」と本人は言う。06年2月の台湾でのデビュー会見&お披露目ライブ、同9月の韓国でのイベントに続き、今回が3度目の海外進出。現地からオファーを受け、中国事情を入念に調査。「アゲ♂―」の原曲を香港のセクシー歌手、アレックス・トウーがカバーした盤がヒットした土壌もあり、規制ギリギリのラインで魅了した。
日本でおなじみの「テイクオフ」と呼ばれる脱ぎ芸より「テーマはポップに」。かつ「Spiderman」では、いつも通りTバックの股(こ)間にクモをはわせた男性ダンサーが奇怪に踊り、小室哲哉プロデュースの日本ゆかりの会場は、最後までテンションアゲアゲだった。
地元の女性ファンを通訳としてステージに上げ「近いうちに中国語をマスターします。ウォー、アイ、ニー(愛してる)」と感無量のOZMA。「北京五輪を経て、バブルが最高潮の2年後あたり、昨年末(紅白)のようなアクションができると思う」。中国再上陸の夜は、もっと熱く狂わせる。
参照元:スポーツ報知