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俳優の香川照之(42)、女優の小泉今日子(42)が出演した映画「トウキョウソナタ」(27日公開、黒沢清監督)が世界15か国で公開されることが17日、分かった。5月のカンヌ国際映画祭の「ある視点」部門で第2位にあたる審査員賞を受賞し配給オファーが相次いだ。国内の公開館数も延べ80館に倍増。出演者はこの日、東京・有楽町のよみうりホールの試写会で舞台あいさつに立ち、世界公開の喜びを語った。
海外での「トウキョウソナタ」旋風が止まらない。カンヌ映画祭で日本作品として初の審査員賞の受賞を手始めに、7月のインドでの「オシアンズシネファン第10回アジア・アラブ映画祭」では最高賞のグランプリに輝いた。
香川は「インドは『踊るマハラジャ』のイメージ。この静かな映画がインドで評価されるなら大丈夫」と胸を張り「いろいろな映画に出させていただいて、公開されるたびに見て下さい、と言いますが、本心を言えば、この作品が一番大切です」と力を込めた。
今後、出品予定のニューヨーク映画祭などを含めると、合計9つの海外映画祭で上映。いずれもバイヤーの評価が高く、仏、英など15か国の公開が決まった。日本では全国40館だったが、公開期間も延長され、延べ80館になった。
リストラされたことを家族に言えない父(香川)、孤独を抱える母(小泉)、米軍に入隊する長男(小柳友、20)、父に伏せてピアノを習う次男(井之脇海、12)。それぞれ葛藤(かっとう)を抱え崩壊寸前の家族4人の再生物語。
香川と小泉は同学年。小泉は「同級生ならではの、語らなくても分かり合える信頼感があった。頼りがいがあり、私たち親子はついていけた」。母として小柳と井之脇の成長を見守るつもりで「2人が調子に乗ってたらしかろうね、と香川さんと話しています」と笑顔で語った。
劇中の家族それぞれが秘密を抱えていることにちなみ、小泉は「小学校の高学年まで夢遊病と夜尿症に悩まされてた」と告白。香川も「あっ、おれもそうだった」と明かし、会場を沸かせていた。
参照元:スポーツ報知