Ｈｅｙ！Ｓａｙ！ＪＵＭＰ史上最年少東京ドーム

１１月１４日にＣＤデビューした人気１０人組グループ「Ｈｅｙ！Ｓａｙ！ＪＵＭＰ」が２２日、東京ドームで初の単独ライブを行った。全員が平成生まれの平均年齢１５歳７か月で、同所で単独公演を行ったアーティストの史上最年少記録（９８年、ＳＰＥＥＤの１５歳８か月）を９年ぶりに更新。１０人は最多人数で、デビューから３８日は「タッキー＆翼」と並ぶ最短記録。ファーストライブで次々と金字塔を打ち立てた。

　ビッグエッグを埋め尽くした５万５０００人の「ジャンプ！」の大声援を受けて、１０人の若武者が空高く、踏み切った。竜をデザインした全長３０メートル、高さ８メートルのロングカーに乗ってド派手に登場。あいさつ代わりにグラウンドを１周だ。

　「オレたちが『Ｈｅｙ！Ｓａｙ！ＪＵＭＰ』だ。ここからドンドン、ジャンプしていこうぜ」。中島裕翔（１４）が号砲を鳴らすと、オリコン初登場１位を獲得したデビュー曲「Ｕｌｔｒａ　Ｍｕｓｉｃ　Ｐｏｗｅｒ」で、記録ラッシュの公演の幕を開けた。

　メンバー全員が平成生まれで、平均年齢は１５歳７か月。９８年１０月に元祖年少グループの「ＳＰＥＥＤ」が打ち立てた平均１５歳８か月での東京ドーム単独最年少公演記録を塗り替えた。デビュー前に同所で公演を行ったジャニーズ事務所の先輩「ＫＡＴ―ＴＵＮ」は“規格外”として、デビューから３８日は同じく先輩の「タッキー＆翼」と並ぶスピード記録だ。

　１１月のＷ杯バレーサポーターでも示した人気、パワーは天井知らず。ドーム史上最多のメンバー１０人で、唯一の小学生・森本龍太郎（１２）が殺陣、知念侑李（１４）がバンジージャンプなどソロでも個性全開。ジャニーズＪｒ．、研修生ら過去最高２５０人が出演し、Ｖ６の井ノ原快彦（３１）、嵐の櫻井翔（２５）も門出に駆けつけた。家族にも見守られ、最年長の薮宏太（１７）は「初のコンサートが東京ドームなんて本当幸せ」と声を弾ませた。

　ひと足早いクリスマスに２時間半、アンコールを含む２１曲で華麗なテークオフを決めた。「夏休みは空けておいてください」（薮）と来年７、８月のビッグイベントも予告。勢いよく羽ばたき、平成を引っ張っていく。

　◆Ｈｅｙ！Ｓａｙ！ＪＵＭＰ　高木、知念、中島、山田、有岡の期間限定グループ「Ｈｅｙ！Ｓａｙ！７」を母体に今年９月２４日に結成。グループ名は「ＪｏｈｎｎｙＳ’　Ｕｌｔｒａ　Ｍｕｓｉｃ　Ｐｏｗｅｒ」の頭文字を取り、平成の時代に飛躍するという意味。高校生５人が「Ｈｅｙ！Ｓａｙ！ＢＥＳＴ」、小中学生５人が「Ｈｅｙ！Ｓａｙ！７」としても活動する。

　◆岡本圭人史上初親子ドーム　元「男闘呼組」の岡本健一（３８）の長男・岡本圭人（１４）は、芸能界初の親子ドーム出演だ。８９年８月にステージに立った父が、会場で熱視線を送るなか「さっきアイコンタクトを交わしました」と息子。５年の英国留学経験があり「今日は来てくれてありがとう」と滑らかな英語を披露し、「お父さんを抜きたい」と度胸良く話していた。

参照元：スポーツ報知