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俳優の加瀬亮(33)と女優の菊地凛子(27)の“ハリウッドコンビ”が、押井守監督(56)の新作アニメ「スカイ・クロラ」(8月2日公開)の声優を務めることが15日、分かった。
押井監督が4年ぶりに手掛けた長編アニメーション「スカイ―」を彩るのは「硫黄島からの手紙」の加瀬、「バベル」でオスカー候補にもなった菊地の“ハリウッド・コンビ”だ。加瀬は声優初挑戦。菊地は「ジーニアス・パーティ」(07年)に続く声優となる。
「スカイ―」は戦争をショーとしてのビジネスにした大人たちに作り上げられた、永遠に青春期の姿のまま生き続ける「キルドレ」が、戦闘機で戦うことを突きつけられ、生きること死ぬことの意味を見いだしていく姿を描く。菊地が元エースパイロットの女性指揮官、加瀬が基地に赴任してきたエースパイロットの声を担当する。
アニメに本職ではない俳優が声優に起用されることも多いが、押井監督は「キャスティング本意で起用するのは嫌」“宣伝色”が出るのを避け、今回もプロの声優で進めていた。だが今回は「特殊なキャラクターをどう表現したらいいか。若い声優にこれという人はいない。間口を広げるしかなかった」という。
声優候補に60~70人をリストアップ。監督は3か月かけて「芝居のかみ合わせがよかった」と加瀬を抜てき。次いで雑誌の対談で出会った菊地を「勘で」起用した。
アフレコ収録に臨んだ加瀬は「自分の声の範囲が狭いことが分かった。声の表し方も学ぶところがたくさんあった」と未熟さが気にかかるようだが「ちぐはぐさがないといけないと言われて、完ぺきでないといけないというイメージと違って面白かった」とも。一方の菊地も「(1つ1つの言葉を)大事にしようと思えば思うほど難しかった」と苦労した様子。
監督も不安はあったが「声優とは違う存在感、ある意味での未熟さがハマった」と仕上がりに納得。演技力に定評ある2人の、また新たな表現力を巧みに引き出すことができたようだ。ほかに栗山千明(23)、谷原章介(35)も声優陣に名を連ねている。
参照元:スポーツ報知