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昨年9月に発売したシングル「窓」が異例のロングヒットを記録中の歌手・矢野真紀(30)が2月16日から全国ツアー「窓をあけて…」を行うことになった。アルバムに収録した1曲が話題を呼びシングル化。昨年のUSENのJ―POP年間リクエストチャートで1位を獲得した。いまだ人気は衰えず、ツアーを機に今年は社会現象を起こしそうな気配だ。矢野も「歴史を作るぐらいの良いツアーにしたい」と準備を進めている。
「千の風になって」のロングヒットが話題を呼んだ07年。数は違えど、同じようにじわりじわりと人々の心に浸透した名曲がある。矢野真紀が歌う「窓」だ。
矢野の歌声に感化され、さだまさしが歌詞を書き下ろしたバラード。昨年4月29日発売のアルバム「BIRTH」に収録された。6月放送の日テレ系ドラマ「『うつ』への復讐~絶望からの復活~」の挿入歌に使われると、注目を集め、9月にシングル化。USENのJ―POP年間リクエストチャートで堂々の総合1位を獲得した。
6分58秒という長さのため、ラジオ、テレビでのオンエアは少ないが、中高年を中心に口コミで人気が広がっている。ヒットを受けて、今年の全国ツアーが決定した。
「『窓』が人と人との出会い、奇跡を導いてくれて…エネルギーに変わっていくのを日々実感する1年だった」と昨年を振り返る矢野。「窓」という曲に対し「今、あなたがこれをちゃんと届けなさいという使命をあたえていただいた」。今年も「窓」を多くの人に、生の声で伝えていきたい―その気持ちが全国ツアーへとつながった。
―病室の狭い窓から で始まり、最後のサビの―頑張り過ぎないで でも決してあきらめないで と続く。曲を聴いた全国の病院の入院患者から「感動した」という声が連日殺到した。
「不幸もなければ、命とはなんぞやと考えてなかったという方からもメールが来るようになったんです」。曲は「頑張る人すべてへのメッセージ」。ツアーでの新しい出会いを期待している。
昨年は精力的にプロモーション活動を行った。「リリースが種まき、プロモーションで水と栄養をやり、今回はどんな色に花が咲いているか見に行かせていただく作業」。「千の風―」「吾亦紅」…。爆発型と長期型にヒットが二極化している音楽界。広がり続ける矢野の「窓」が今年、大輪の花を咲かせる可能性は十分ある。
◆矢野 真紀(やの・まき)1977年4月29日、東京都生まれ。30歳。99年に「初夏の出来事」でデビュー。00年6月の「大きな翼」がドラマ主題歌になり話題に。最近では風味堂の渡和久とデュオを組むなど、アーティスト同士のライブにも積極的に参加。Soweluへの楽曲提供なども行う。
参照元:スポーツ報知