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女優の深津絵里(35)が、09年秋公開の映画「女の子ものがたり」(森岡利行監督)で13年ぶりの主演に挑むことが2日、分かった。96年公開の「(ハル)」(森田芳光監督)以来。主人公の漫画家を演じる。すでに10月にクランクアップしており、原作の西原理恵子さんの同名漫画には描かれていない時代の姿を演じた深津は「あれこれ自由に想像しながら演じるのは、とても楽しい作業だった」と振り返る。
「博士の愛した数式」で主人公(寺尾聰)を支えたように、これまでヒロインという役割での主演作はあったものの、単独主演は13年ぶり。深津演じるのは、スランプから抜け出せずに昼間からビールを飲み、たらいで水浴びするような36歳のダメ作家・高原菜都美という役どころだ。
「女の子―」は西原さんの漫画を原作に、人生の絶不調から生きる勇気を取り戻していく姿を通し、女性を元気にする感動物語。原作では大人へと成長する過程が描かれているが、映画では大人になった姿を描くオリジナルストーリー。
深津は映画にとどまらず、助演女優としての活躍は周知のところ。03年には「踊る大捜査線 THE MOVIE2~レインボーブリッジを封鎖せよ!」「阿修羅のごとく」で報知映画賞の助演女優賞。今年を振り返っても「ザ・マジックアワー」(三谷幸喜監督)で存在感を放ち、ドラマでも「CHANGE」(フジテレビ系)で主演のSMAP・木村拓哉(36)を見事に支え、作品に彩りを加えた。今作は作品の“顔”として活躍が期待される。
演出は、前作「子猫の涙」で07年の東京国際映画祭「日本映画・ある視点」部門特別賞の森岡監督。2月に舞台「春琴」で目の不自由な三味線師匠を演じた深津の姿に触れ「集中力、リアリティーのすごさ。深津さんが主人公を演じることになり、歓喜を隠せなかった」。今作の撮影も「明るい表情の中にも秘めた苦悩を見事に演じきってくださった」と、振り返った。
8月に始まった撮影は、10月にクランクアップ。深津は演技の才能だけでなく作品にも恵まれ、興行的にも成功した出演作も多い。今作も、最近の出演作のような派手さはないが、1日に新語・流行語大賞の年間大賞に選ばれた「アラフォー」と同世代の共感を呼ぶ作品だけに、注目される。
参照元:スポーツ報知