森田健作氏「愛情は変わらない」千葉知事選出馬意欲

任期満了に伴う来春の千葉県知事選について、前回落選した「青春の巨匠」こと俳優の森田健作氏（５８）が２日、出馬に意欲を見せた。千葉市内で開かれた自身の出版記念パーティーで「４年前は残念ながら負けたが、私の千葉に対する愛情、思いは変わらない」とあいさつした。

　元衆院議員の森田氏は、０５年の知事選に自民党県連の支持を受け出馬。当初は惨敗も予測されたが、現職の堂本暁子知事（７６）に約６０００票差まで迫った。

　この日、森田氏は「千葉は永遠のゴールキーパーなのか。ディズニーランド、アクアライン、国際空港…これだけ潜在能力があるのに、おとなしく暗い感じがする。これはおかしい」と力説。「サッカーで言えば、素晴らしいプレーヤーがいても、思いっきりシュートを打たせてくれる監督がいないんです」と訴えた。

　約２２００人のパーティー参加者からは「知事になれ」との声も。森田氏はひたすら頭を下げた。

　関係者によると、森田氏は落選後も政治の勉強を続行。特に石原慎太郎都知事、橋下徹府知事、東国原英夫知事らの活躍に刺激を受け、さらに地方自治の勉強を進めているという。来年１月中旬をメドに、正式に出馬表明する予定だ。

　知事選には、堂本知事が３選に向け出馬に意欲を見せているほか、民主党県連が関西大教授の白石真澄氏（５０）を擁立する方針を決定。自民党内では、千葉県出身の猪口邦子元少子化担当相（５６）の名前も取りざたされている。共産党県委員会も独自候補の擁立を模索。このほか西尾憲一県議（５７）が無所属での出馬を表明している。

参照元：スポーツ報知