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逮捕された小室哲哉容疑者(49)が高校時代を過ごした早稲田実業学校(東京・国分寺市)でも4日、著名OBの逮捕劇に衝撃が広がった。在校生などから「大変残念」「裏切られた」との声が続出。同容疑者の名前にちなんで同校に建設された音楽ホール「小室哲哉記念ホール」の名称変更の可能性もあり、一層「小室離れ」が進みそうだ。また、同容疑者が特任教授を務めている尚美学園大(埼玉・川越市)は起訴された場合、教授を解任するとしている。
「小室ショック」は母校にまで暗い影を落とした。
小室容疑者の逮捕を受け、早実側は4日夕、集まった報道陣にコメントを発表。同校職員が「(同容疑者は)一時代を画したミュージシャンであり、沖縄サミットでの音楽プロデューサーや国連親善大使も務めた方なので、しかるべき説明責任をなさると思います」と読み上げた。学校が絡んだトラブルでないにもかかわらず、異例の対応を取ったあたり、事態の深刻さがうかがえた。
正門横にそびえ立つ「小室哲哉記念ホール」は、約430人収容の音楽ホール。同校が東京・新宿区から国分寺市に移転した2001年に、学校創立100周年記念の一環として建設された。
同校商業科を77年に卒業した小室容疑者の音楽プロデューサーとしての圧倒的な業績と「寄付金の額の多さ」(早実関係者)など母校への貢献が認められて命名された。同容疑者は01年秋にホール開幕を祝う演奏会を実施。館内には同容疑者の右手をかたどった実物大オブジェもある。
ソフトバンク・王貞治最高顧問(68)と肩を並べたはずの著名OBへの風当たりは強い。この日、初等部の入学試験に長女(6)と訪れた女性(32)は「小室さんは高校、大学時代のカリスマだったからショック。これから目指す学校の評判を落とされた気もする」と憤った。高校2年の男子生徒は「裏切られた。事件を起こした人の名を学校の施設に残すのはどうかと思う」と話した。
こうした反応に、同校職員は「ホール名変更はまだ分からないが、今後何らかの対応が必要になるかもしれない」と述べ、事件の展開次第では名称変更の可能性も出てきた。小室容疑者は創立100周年歌「ワセダ輝く」の作曲も手掛けており、同校は“小室色”一掃を視野に入れた難しい対応を迫られそうだ。
参照元:スポーツ報知