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日テレが10月8日のプロ野球「巨人対阪神24回戦(東京D)」を地上波で緊急生中継することになった。久保伸太郎社長(64)が29日、東京・汐留の同局で行われた定例会見で発表した。ペナントの行方を占う一戦への特別措置。原監督の胴上げを中継できなかった昨季の苦い経験を生かした形となった。1994年に続く「10・8決戦」で高視聴率獲得を目指す。
メークレジェンドの完結を願う全国のG党の思いに、日テレが応えた。久保社長は「三十数年ぶりの巨人と阪神の優勝争い。大きな天王山になりますからね」と語った。当初は放送予定になかった大一番の緊急中継が決まった。
32年ぶりの一騎打ちで球史に残るデッドヒートを阪神と繰り広げる巨人。残り7試合中、10月4、5日の中日2連戦(東京D)のみだった地上波での放送に、伝統の一戦の最終戦が加わった。
試合展開に沿った放送時間の延長は最大15分を予定するが、巨人の優勝決定試合となった場合は無制限で放送。原監督の胴上げまでを完全生中継で伝える。もともとはバラエティー番組の特番「日本史サスペンス劇場スペシャル(仮題)」を放送する予定だったが「(スポンサーなどには)巨人と阪神のガチンコ勝負ということでご理解を頂く」(久保社長)と説明した。
日テレは昨季の教訓がある。昨年、巨人が5年ぶりのV奪回を決めた10月2日の中日戦を、日テレは生中継しなかった。地上波で巨人の胴上げを見られない史上初の珍事となり、約1000件の苦情や問い合わせが殺到。久保社長は「巨人ファンの方々から厳しいご意見、おしかりを頂きましたことが(今回の決定の)念頭にはありました」と明かした。巨人が3連勝した19~21日の同カードで13・1%、12・0%、13・2%とまずまずの視聴率を取ったことも後押しした。
G党には「10・8」は特別な一日でもある。長嶋監督時代の94年。ミスターが「国民的行事」と呼んだ10月8日、巨人は中日との「勝った方が優勝」の一戦を制した。視聴率はプロ野球史上最高の48・8%を記録した。14年後に迎える新しい「10・8」。G党は「伝統の一戦」を超える「伝説の一戦」を目撃できるだろうか。
参照元:スポーツ報知