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歌舞伎界は3日、東京では4か所で公演がスタート。新橋演舞場の「初春花形歌舞伎」では、市川海老蔵(31)、中村獅童(36)が共演する一方、三宅坂の国立劇場では海老蔵の父・市川團十郎(62)が歌舞伎の舞台に復帰した。浅草公会堂では市川亀治郎(33)、中村勘太郎(27)・七之助(25)兄弟らが出演する「新春浅草歌舞伎」、東銀座の歌舞伎座は建て替えのためのさよなら公演となる「壽初春大歌舞伎」を含め、4座でにぎにぎしく幕が開いた。千秋楽はいずれも27日。

 国立劇場・初春歌舞伎公演では、08年7月に末梢(まっしょう)血同種移植手術を受けた市川團十郎が、同6月の新派公演以来、半年ぶりに舞台に復帰した。演目は歌舞伎十八番のひとつ「象引」で、坂東三津五郎(52)演じる悪党と象を引き合う荒事芸で元気な姿を見せた。開演前の鏡開きでは「半年ぶりに舞台復帰できるのは本当に夢のよう」と笑顔。劇場関係者からお祝いの花束も手渡され「花束は応援してくださる皆様からいただいた花束だと思って、大事に楽屋に飾りたい」と感謝していた。

参照元:スポーツ報知

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