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フジテレビ系ドラマ「医龍2」などでの名脇役ぶりで知られる、俳優の佐藤二朗(39)が映画で初主演することが3日、分かった。テレビドラマとの連動企画「幼獣マメシバ」(亀井亨監督)で、親に依存する中年の独身男性を演じる。出演作は数知れないが、主演は今年1月放送の深夜ドラマのみ。「いろんな意味で賭けだと思う。ぜひとも驚いていただきたい」と意気込んでいる。ドラマは09年1月から放送、映画は同年初夏公開を予定している。
最近では「ごくせん」や「33分探偵」などドラマなどでおなじみの顔となっている名バイプレーヤーが、初めて主演の座についた。
「幼獣―」はUHF6局が製作する連続ドラマと映画を連動させた動物ドラマの第3弾。佐藤の初監督映画「memo」(3月公開)の製作を手がけた永森裕二氏が、佐藤をイメージして脚本を執筆。口ばかり達者な無職のパラサイトシングル(親に依存する成人独身)が生まれたばかりの柴犬との旅を通じて、心に変化が現れるというストーリー。
初主演に佐藤は「いつも横で主演の人を見てきたけど、大変そうで…。俺には無理だなと思っていた。主役の演技としては賭けになるけど、役を作り込んだ攻めの芝居をする」と意気込んでいる。
すでにドラマ版の撮影はスタートしており、10日から映画もクランクイン。「主演はスタッフとも毎日、顔を合わせるから、一丸となってという感じ。今までにはなかった」と主演ならではの重責も実感している。
今年は初監督に、初主演と新たな活動が目立ったが、本人はあまり気にかけず「40歳までは仕事を選ぶことをしなかった。これからも変わるわけじゃないけど、こういう役をぜひ見てみたいと思わせるような役者になっていきたい」と話す。
やっていない役はないとも思えるほど多くの役を演じてきたが、「見ての通り優しい感じでしょ(笑い)。血も涙もないような役とかもやってみたいね」。今後も主演にこだわらない姿勢は変わることはないが、役者としての魅力をより一層、増しそうだ。
◆佐藤 二朗(さとう・じろう)1969年5月7日、愛知県生まれ。39歳。サラリーマン生活を経て、96年に「劇団ちからわざ」を主宰。09年1月には第10回公演「はるヲうるひと」を上演。身長181センチ。
参照元:スポーツ報知