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歌手の渡辺美里(42)が9日、東京・有明の東京ビッグサイト西屋外展示場で夏恒例の単独野外ライブ「美里祭り 東京ブギウギキッス」を行った。1986年の西武球場(現西武ドーム)公演から23年目の夏に、初の地元での野外公演。8日の北京五輪開会式に感動したという美里は、五輪戦士に届けとばかりに熱唱。「(2016年の開催を招致する)東京五輪でまた会えるかも」と祭りの続きを約束した。
1万2000人の客席から黄色のジェット風船が、東京の夜空に舞い上がった。アンコールのラスト1曲。前日に開幕した五輪の興奮さながらに、美里の夏の祭典がクライマックスを迎えた。
「サンキュー、東京。大好きだ、みんな」京都に生まれ、すぐに移り住んだTOKYOの風を浴びながら、パワフルで伸びのあるボーカルを響かせた。
西武公演に20年で区切りをつけ「美里祭り」と称して今年で3年目の夏。本番前に北京から刺激をもらった。前夜、宿泊先のテレビで五輪開会式を視聴し「何てすばらしい演出。人が集まるパワーはすごいなって。入場行進だけで涙が出てくる」と胸が高鳴った。この日、五輪中継よりも自分のライブを見に来てくれたファンに、代表曲「My Revolution」など23曲で北京と同じ熱狂を伝えた。
五輪選手のような節制も実った。大好きなお酒を2か月、お菓子「じゃがりこ」を3か月封印。「最も好きなものを断ったら、成功すると思って」願いは通じ「きょうはキリン氷結(チューハイ)、いかしてもらいます」と最後に笑顔がはじけた。
決戦直前の「美里」にもエールだ。10日の五輪柔道女子52キロ級には、中村美里(19)が出場する。同じ東京育ちで、日本柔道界初の10代での金メダルを目指すヤワラ2世に“お姉さん”が活となる歌声を届けた。
9月13日には大阪城野外音楽堂のステージが待つ。前年の熊本城公演からの“城シリーズ”後も、美里は走り続ける。額の汗をぬぐいながら「すっぴんで勝負できる間は野外でやりたい。次の次の東京五輪でも、また会えるかも」とメモリアルな再会を誓った。
参照元:スポーツ報知