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クドカンこと人気脚本家の宮藤官九郎さん(37)が脚本を手掛けた映画「舞妓Haaaan!」(水田伸生監督)が、全米で公開されることが9日、分かった。これまでに「電車男」「下妻物語」などの日本作品を米国で配給してきた米ビズ・ピクチャーズ社が買い付け。08年3月にニューヨーク、サンフランシスコなど主要5都市で封切られるのを手始めに、全米へと拡大される。
京都を舞台に、舞妓(まいこ)しか愛せないサラリーマンを主人公にした日本的なハイテンションコメディーが海を飛び越えた。
「舞妓―」は日本で6月に公開。長編映画初主演でサラリーマン役を演じた阿部サダヲ(37)とプロ野球選手役の堤真一(43)、舞妓に転身を遂げたOL役の柴咲コウ(26)の3人のはちゃめちゃな演技とキャラクターが、20代を中心とした客層で人気を集め、興収20億円のヒットを記録。今作が10本目の節目となったクドカン脚本作品としても「木更津キャッツアイ ワールドシリーズ」(18億円)を抜き、最大のヒットとなった。
日本で好成績を残す一方で、9月には米テキサスで行われたファンタスティック映画祭で上映。現地の関係者の間でも出演者の達者なコメディエンヌぶりが評判となったことで米ビズ・ピクチャーズ社が「舞妓―」の配給に乗り出した。同社は過去に同じくクドカン脚本の「ピンポン」の米国配給も手掛けた。
米国での公開は、まず来年3月にニューヨークなど5都市でスタート。その後、全米で続々と封切られていくという。ビズ社の堀淵清治社長は「日本の伝統文化の裏側とスピーディーな現代世相とを色鮮やかに織り交ぜながら、ユーモアたっぷりに描いた作品として、多くの北米ファンに受け入れられると思う」と話している。
渡辺謙(48)主演のハリウッド映画「SAYURI」など、これまでにも舞妓が登場する作品はあったが、「舞妓―」はそれとは全く異質のもの。日本の伝統文化を扱ったコメディー。米国での反響いかんで、その後、アジアはもとより欧州各国へと広がることもありそうだ。
参照元:スポーツ報知