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1985年8月の日航ジャンボ機墜落事故で父親(当時56歳)を亡くした、英国在住のバイオリニスト・ダイアナ湯川さん(22)が、8月30日に東京・池上本門寺で行われるライブイベントに出演することが6日、分かった。05年以来3年ぶりの来日公演。事故からもうすぐ23年がたつが、成長した姿を亡き父に披露する。
湯川は日航機墜落事故から約1か月後の1985年9月、事故で亡くなった日本人の父親と、英国人の母親の二女として生まれた。「娘を音楽の道へ」という生前の父親の遺志にしたがって、5歳からバイオリンに親しみ、ヨーロッパの伝統的な奏法を習得した。
00年、15歳の時に日本でアルバム「天使のカンパネラ」でCDデビュー。デビュー前には、事故現場の群馬県上野村の御巣鷹山を慰霊登山。尾根に眠る父親に「これからもずっと見守っていてね」とデビューを報告した。
その後は英国を中心に活動。多数の賞を受賞しており、若手のコンテンポラリー(現代風)バイオリニストとして、欧州で注目されている。05年に20歳の記念コンサートを都内で行っているが、来日公演は3年ぶりとなる。
湯川が出演するのは8月30日に東京・池上本門寺で開催される「クラシカル・クロスオーバー・フェス 華の殿」。クラシック音楽の楽しさを、気軽に、より多くの人に伝えようと今年初開催される音楽フェスで、アルパ奏者の上松美香(25)ら、若手のクラシックアーティストが多数出演する。湯川はイベントの趣旨に賛同する形で、出演が緊急決定した。出演者の中で唯一の海外アーティストとなる。
関係者によると、来日にあわせ、御巣鷹山も訪れる予定だという。8月12日で事故から23年がたつが、湯川はすっかり大人に成長した姿を天国の父に見せることになりそうだ。
参照元:スポーツ報知