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漫画「ゲゲゲの鬼太郎」の原作者、水木しげる(本名武良茂)さん(86)の妻布枝さん(76)が、水木さんとの半生を中心につづったエッセー「ゲゲゲの女房 人生は…終わりよければ、すべてよし」を執筆し、8日までに発売された。出版元の実業之日本社は「水木さんが86歳の誕生日を迎える8日までに全国の書店に並ぶようにした」としている。

 布枝さんは島根県安来市出身。29歳の時に父親の勧めで、鳥取県境港市出身で東京に住んでいた水木さんと見合いをし、わずか5日後に結婚式を挙げた。

 上京後は現在も住み続ける東京都調布市に移ったが、水木さんの下積み時代は収入も少なく、腐りかけのバナナを安く買って食事にしたこともあったという。

 本では、こうした苦しい生活の中でも真摯(しんし)に漫画に取り組む水木さんの姿や、今では人気漫画家に成長した人たちが、駆け出しのころに水木さんのアシスタントとして修業を積んだエピソードなどが生き生きと描かれている。

 布枝さんは「つらかったことや苦しかったこと、今ではすべての思い出に感謝しています。多くの鬼太郎ファンに読んでいただきたいです」と話している。

参照元:スポーツ報知

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