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1968年のデビューから78年の解散まで、CBSソニー(当時)でフォーリーブスを手がけた音楽プロデューサーの酒井政利さん(70)は、スポーツ報知の取材に「病状を聞いてはいたけどビックリした。とにかく若すぎる」と絶句した。

 青山さんと最後に話したのは5か月前。代々木上原駅付近で偶然バッタリ。立ち話で「3月29日のコンサートに来て下さいと。行きますよと約束したんですが…。その時、ちょっと顔色がすぐれないかなとは思ったけど。偶然の出会いで、今思えば、あの時彼がサヨナラをいいにきたのかも」と声を落とした。

 フォーリーブスはCBSソニーの国内契約第1号アーティスト。数々のアーティストを手がけた酒井さんにとっても「第1号だし、若い人への購買層を広げようと一生懸命でした」と思い入れは強い。高校時代は日大芸術学部の音楽学科を志望、76年には梓みちよの「一人暮し」を作詞作曲。ボーカル力を含め音楽面でグループを支えていたのが青山さんだという。

 「ボーカルは青山、ダンスは北、MCは江木、おりもという役割。だから自然とソロの部分を与える機会が多かった。まじめで、曲についてプロデューサーに意見、相談するのも一番多かった。リーダーでなくとも、面倒見がよかった。ボーカルがうまくないグループは短命で終わるけど、再結成でもホールが満杯になるってことは、青山のボーカル力があったから」と振り返った。

参照元:スポーツ報知

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