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実写邦画として日本最高の興行収入記録を持つ「踊る大捜査線」のシリーズ第3弾が製作されることが31日、分かった。この日、東京・青海で東京湾岸署の開署式が行われ、フジテレビの亀山千広執行役員映画事業局局長(51)が「『踊る―3』を作ります」と明言。主演の織田裕二(40)も式典に寄せた祝電で「今まで以上にアツい気持ちで『次の事件』に取り組みたいと思っています」と続編への決意をのぞかせた。

 モンスターシリーズの続編製作が、ようやく決定した。公開時期は未定ながら、織田の今年いっぱいのスケジュールが埋まっているため、09年のクランクインを目指してプロジェクトが始動。亀山氏は「青島にコートを着せたいので、それぐらいの時期(季節)に撮影したい。脚本の君塚良一、監督の本広克行の両氏と話を進めており、今年暮れまでには本をしっかりと作りたい」。

 内容については、個人的な意見として「オープニングは旧湾岸署から引っ越しをしているところ。時間も現在のまま進め、青島も係長とか、そこそこのポストになってると思うし、引っ越しの責任者だろうな。事件は大きい方がいい。これから考える」と頭をめぐらせた。

 前作(03年)の公開からすでに5年近くが経過。その間、「交渉人 真下正義」「容疑者 室井慎次」(いずれも05年)の2本のスピンオフ作品も公開されながら、続編製作がなかなか決まらず、ファンをやきもきさせたが、製作を大きく後押ししたのは、東京湾岸署の新設だった。

 舞台は架空の「湾岸署」。「実際に湾岸署が出来たことで、ボチボチ話が出始め、みんなで集まって作ろうという話になった」と亀山氏。東京湾岸署の内部で撮影が行われることはないが、外観は同署を使用する方向で調整中だ。

 また昨年10月に同シリーズ10周年を記念し、テレビ放送され、第1弾が19・4%、第2弾が23・6%という高視聴率を記録したこともきっかけになった。

 織田をはじめ、柳葉敏郎(47)、深津絵里(35)ら主要キャストはこれまで通り出演する予定。また、04年に亡くなった、いかりや長介さんの役どころについては「どうするか、今後、決めていく」としている。

参照元:スポーツ報知

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