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シンガー・ソングライターの矢野真紀(31)が昨年4月に発表した「窓」が、このほど着うた配信サイト「レコード会社直営♪」の着うたランキングで10位を記録した。7日に日テレ系「誰も知らない泣ける歌」(火曜・後9時)で放送され、翌日から問い合わせが殺到。発売から約1年半が経過しての、異例トップ10入りとなった。矢野はこの日、東京・浜離宮朝日ホールでライブを行い同曲を熱唱、観客の涙を呼んだ。
昨年4月に発表された楽曲が、1年半の時間を経て「着うた」のランクインを果たした。
「窓」は一昨年末に作曲の寺岡呼人(40)、作詞を手がけたさだまさし(56)との3人で「病と必死に闘っている人を励まし、元気づける曲を作ろう」と話し出来た楽曲。昨年4月29日にミニアルバム「BIRTH」に収録された。
同年6月に、うつ病と闘う高島忠夫(78)と一家の生活を描いたドラマ「『うつ』への復讐~絶望からの復活~」の挿入歌に使用されると注目を集め、9月にシングル化。USENのJ―POP年間リクエストチャート1位を獲得。全国の入院患者や、一部関係者の間で話題となっていた。
ユーザーの中心が若者の「着うた」とは縁がなかったが、今月7日にスタートした日テレ系「誰も知らない泣ける歌」で一変した。番組では昨年のドラマを短く編集し、寿美花代(76)の「私たち家族のために作られた曲だと思いました」というコメントとともに放送。6分58秒と長い曲だが、番組で矢野はほぼフルコーラスで熱唱した。
すると、翌8日の「着うた」ランキングで圏外から一気に10位にランクイン。所属事務所には連日、通常の30倍のメールが相次いでいるという。
矢野はこの日、東京・浜離宮朝日ホールでライブを行い「窓」など全17曲を披露。「長い間、大切に聴いてくれて本当にありがとう。これからもずっと大切に歌っていきます」とあいさつした矢野。楽曲に比例するように観客層も広がり、今年に入ってライブはすべて即日完売だという。
7日の「誰も知らない―」では矢野のほか、全9曲が紹介されたが、うち5曲がランクイン。日テレの遠藤正累プロデューサーは「多大なリサーチを基に、何百曲も聴いた中から、心に残る知られざる歌を紹介していく。『窓』はコンセプトにピッタリの曲だった。今後も基本姿勢は変えずにやっていく」と話している。今後も番組発の思わぬヒットが生まれる可能性がありそうだ。
◆矢野 真紀(やの・まき)1977年4月29日、東京都生まれ。31歳。99年に「初夏の出来事」でデビュー。00年6月の「大きな翼」がドラマ主題歌になり話題に。他アーティストへの楽曲提供もしている。
参照元:スポーツ報知