スポンサードリンク
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
2010年春に6代目・三遊亭円楽を襲名する落語家・三遊亭楽太郎(58)が17日、東京・浅草ビューホテルで襲名決定会見を行った。師匠の5代目・円楽(75)とともに会見に臨んだ楽太郎は「落語では(2代)続けて良かったというのがあまりない。5代目、6代目はともに良かったね、と言われたら勝ち」と決意表明。円楽も「楽太郎なりにやってくれるはず」と全幅の信頼を寄せた。
日テレ系演芸番組「笑点」で、自分のイメージカラーになっている紫の高座着で会見に臨んだ楽太郎は、黒のスーツ姿の円楽を横に、堂々の決意表明だ。
7月29日に都内の円楽の自宅に呼ばれ、6代目襲名を告げられた楽太郎。「以前からことあるごとに、『頑張れば私の名前を継げるぞ』と言われていました。正直、嫌でした。ひとつは子どもとして親の老いを認めたくなかった。自分が継いだら(師匠は)円楽じゃなくなっちゃう」と師弟愛を口にした。それでも円楽の「おまえの思った通り、思ったようにやりなさい」と言われ、背中を押された。「そういえば、真打ち昇進のときも、『好きなときに好きなように…』と言われた。真打ちも春だった。節目という気持ちがある」
1981年3月の真打ち昇進を思い出していた。2010年2月には還暦を迎える。その後、同じ春のお披露目を目指している。「継いでから15年、75歳までひた走っていきたい」と師匠と同じ年齢まで第一線で活躍する決意を口にした。
楽太郎という名前は「オークションにかける。一門でね」と笑いを取った楽太郎だが、師匠が本名に戻ることを聞き、真顔に戻った。「自分は認めません。僕の中ではずっと5代目・三遊亭円楽です」。円楽は「楽太郎なりにやってくれる。まねされてもつまんないです。いろんな個性が出てこないと面白くない」と楽太郎流の6代目誕生を後押しした。
同じ75歳まで 襲名披露は全国のホール、劇場を回る。「同じ空気を吸って、生の良さを知ってほしい。改めて落語の面白さを伝えたい。落語ブームだと言われているが、噺家(はなしか)からブームを作っていかないといけない」と持論を展開。6代目襲名で落語界に一大ムーブメントを起こすつもりだ。
参照元:スポーツ報知