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女優の木村佳乃(31)が、来秋公開のミステリーホラー映画「おろち」(鶴田法男監督)に主演し、初の1人2役に挑戦することが19日、分かった。原作は漫画家・楳図かずお氏(71)の代表作。1950年を舞台に活躍した架空の大女優・門前葵と、その娘・一草(かずさ)の20年後を演じる。ともに美ぼうを誇るが、28歳を過ぎたころから醜く朽ち果てていく運命をたどる。特殊メークを駆使して、木村の美しい顔がどう衝撃の変ぼうを遂げていくのか注目だ。
木村が「醜い女」役に挑む。門前家の女主人で大女優の葵は、28歳を過ぎたころ突然、美ぼうが崩れ、朽ち果てて死ぬ門前家の女の運命を背負い、ある日突然、女優を引退する。20年後、娘の一草は母・葵そっくりに成長。しかし、中越典子(27)演じる妹の理沙が、朽ち果て死に至る直前の葵から重大な事実を聞かされたことをきっかけに、一草の美の崩壊が始まる。その様子を、谷村美月(17)演じる謎の美少女「おろち」の目を通して描いた作品だ。
額のアザがどんどん広がり、顔が崩れていく設定だが、原作では変わり果てた顔は詳細には描かれていない。映画では、特殊メークを駆使してリアルに表現する予定。関係者は「『異形』という言葉がピッタリ」と話しており、人間の顔の原形をとどめない可能性もある。鶴田監督は木村主演で「ドリーム・クルーズ」や「リング0~バースデイ~」(00年)などのホラーを得意としており、恐ろしい演出になりそう。
「女の情念」の悲劇を演じるにあたり、木村は「女性が『わかるなあ、この気持ち』と思われたり『自分にもこんな(嫌な)部分があるな』と嫌悪感を抱かれるかも。私の31年分の経験を生かし、必ず鮮烈な印象を残せる映画に」と意気込んでいる。
佐藤現プロデューサーは「『かれんな美しさ』と『醜さを体現する女優魂』の両方を併せ持った女優さんが必要でした。この難役を演じられるのは木村佳乃さんしかいない」。楳図氏も「あのおろちをどう演じるか? あの醜さをどう描ききるか? さあ、見せてもらおう!」と大いに期待している。
◆公私とも絶好調 木村は08年公開予定の映画「BLINDNESS」(フェルナンド・メイレレス監督)でハリウッドデビュー。8月から3か月間、カナダやウルグアイで撮影した。交際中の伊勢谷友介(31)との夫婦役でも話題を呼んでいる。また、蜷川幸雄演出の舞台「さらば、わが愛 覇王別姫」(08年3月9~31日、東京・Bunkamuraシアターコクーン)にも出演する。
参照元:スポーツ報知