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水野さんは“シベ超ファイナル”であの世へ旅立つ主人公、山下大将の妻役に決まっていた三田佳子(66)に演出プランの詳細をすでに伝えていた。「ラストシーンを屋久杉でやると。杉の根元で夫の生涯を回想し、追憶する映像を撮りたい、と。何度も三田ちゃんもう少し待ってねと言われ。荒唐無けいな映画でありながらも実人生とともに、ご自身の夢を完結をさせる覚悟でおられたんでしょう」
三田にとって、公私にわたる恩人だ。1960年、18歳でデビューした年。一番最初に「大型新人登場」と将来性を買った評論家が水野さんだった。二男の問題で仕事が激減した際「シベリア超特急3」(2003年)のヒロインで迎え、カムバックを後押ししたのもこの人だった。
「“シベ超”は息子(長男・森宮隆)とともに舞台版までご一緒させてもらって。ヒロイン出演依頼の時は、自宅まで来られ熱心に誘っていただき、とてもうれしかった。筆まめな方でしたが、4月下旬に届いた最後になってしまった手紙は、文面は印刷で名前のサインだけが直筆。無理されている中で映画への情熱を持ち続けていた」
晩年はかっぷくのいい体形だったが、出会ったころはスラリとした美青年だったという。「水野さんにほめてもらったことを励みに、支えにここまでやってこれた。笑みを絶やさず、丸ごと包み込んでくれる愛情を持った方。寂しいですね」シベ超ファイナルの劇中でかなわなかった追憶に浸っていた。
参照元:スポーツ報知
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