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北京五輪出場を目指すハンドボール日本代表のエース・宮崎大輔選手(26)=大崎電気=が、歌手のプロモーションビデオ(PV)に“初出演”することが11日、分かった。2月27日に発売された新人の岡野宏典(26)の新曲「フォトグラフ」のPVに写真で登場。幼少時代から現在までの希少な15枚を収めており、センチメンタルな旋律に乗せた同選手の秘蔵アルバムとして話題を呼びそうだ。

 1月末のハンドボール五輪やり直し予選で敗れはしたものの、174センチの小さな体で日本中に感動を呼んだ大エースが、今度は楽曲PVで躍動する。

 岡野の2枚目のシングル「フォトグラフ」は、タイトル通り「写真」がテーマ。岡野の優しく切ない歌唱シーンと合わせ計3分29秒のPVでは、宮崎選手のあどけない幼少時からハンドボールに青春をささげた学生時代、全日本で活躍する現在まで15枚のレア写真が1分41秒にわたって収録されている。

 センチメンタルな曲の世界に浸りながら、自らのお宝アルバムをめくった宮崎選手は「とてもいい曲で素直に感動しましたし、音の中で流れる自分の写真を見ていたら、いろんな思い出がよみがえってきました」としみじみ。岡野も「自分が歌うシーンをカットして、もっとお写真を見たい!と思ったのが正直な感覚でした」と感激しきりで、“初共演”を振り返った。

 PVは当初、岡野本人と両親の写真で構成されていたが、作成時期にハンド五輪予選の話題が岡野とスタッフの目に留まり、宮崎選手に協力を依頼。2人が同じ年という親近感に加え、「ハンドボールのメジャー化」を掲げる宮崎選手と路上ライブから昨年10月にデビューを果たした岡野の「楽曲のメジャー化」を目指す思いが合致した。

 「ジャンルは違いますが、お互いトップの成績を収められるよう、これからも切磋琢磨(せっさたくま)して頑張っていきましょう」と宮崎選手。岡野も「宮崎選手のご活躍を陰ながら応援しています。自分も頑張ります」とエールを交換。映像で宮崎選手の歩みを知ることができる「フォト―」が、5月末のハンド五輪世界最終予選に向け、再び機運を盛り上げる。

 ◆宮崎 大輔(みやざき・だいすけ)1981年6月6日、大分県生まれ。26歳。小学3年からハンドボールを始め、大分国際情報高2、3年時にインターハイで得点王。日体大に進み、2000年世界学生選手権で最優秀選手賞。03年に日体大を退学し、大崎電気とプロ契約。05年世界選手権出場。垂直跳び90センチ以上の身体能力を誇り06、08年のTBS系「スポーツマンNO1決定戦」で優勝。174センチ、72キロ。既婚。血液型A。

参照元:スポーツ報知

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