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スタジオジブリの最新作「崖の上のポニョ」(宮崎駿監督、08年夏公開)の主題歌が12月5日に発売されることが7日、分かった。団塊世代の一部に熱狂的に支持される藤岡孝章(55)と藤巻直哉(55)のデュオ「藤岡藤巻」に児童劇団所属の子役・大橋のぞみ(8つ)を加えたユニットを結成。映画公開の半年以上前にCDが発売されるのも極めて異例。鈴木敏夫プロデューサー(59)は「曲を聴いて(作品の)イメージを膨らませてほしい」と話している。

 全世界で注目を集める宮崎駿監督(66)の「ハウルの動く城」以来4年ぶりとなる最新作「崖の上のポニョ」の主題歌が12月5日にCD発売されることになった。

 映画の主題歌は通常、公開に合わせて発売されることが多いが、今回は超異例の前倒し。宮崎監督が「能天気に突き抜けた歌を作ってほしい」と作曲家・久石譲氏(56)にリクエスト。映画のストーリーが「人間になりたい」と願った金魚のポニョと5歳の男の子・宗介を主人公にしたもので、子供が誕生したばかりの作画監督・近藤勝也氏が作詞を担当し、7月に完成した。宮崎監督が製作中に繰り返し聴くほどの気に入りようで、配給の東宝関係者が「子供に聴かせたいので、クリスマスプレゼントに間に合うように早く発売してください」とリクエスト。

 主題歌を歌うのは、シブがき隊などを手掛けた音楽プロデューサー藤岡と、スタジオジブリ担当の大手広告会社勤務の藤巻のデュオ「藤岡藤巻」と児童劇団に所属する子役・大橋のユニット。デモテープ作製用の仮ユニットだったが、「いい歌が出来ちゃったので本番も歌ってもらうことになった」と鈴木プロデューサー。まさにひょうたんから駒の“シンデレラユニット”が誕生した。

 コンセプトは父娘で一緒にお風呂に入り、たどたどしく歌う女の子を手助けするお父さんの構図。実際、1女の父親の藤岡は「娘の一番かわいい時を思い出して歌った」と話している。鈴木プロデューサーは「『となりのトトロ』以来のいい曲になった。100万枚売り上げたいね」と現在も子供たちに歌われる名曲を超える存在と説明した。ライバルは「おしりかじり虫」。予告編の“公開”は来年ゴールデンウイークを予定しているが、その前に子供たちに口ずさんでもらうのが狙いだ。

参照元:スポーツ報知

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