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◆第64回ベネチア国際映画祭 【ベネチア(イタリア)2日】「ブロークバック・マウンテン」で05年のベネチア国際映画祭で最高賞・金獅子賞を獲得し、今回も「ラスト、コーション」で2作連続受賞を目指すアン・リー監督(52)とヒロイン役のタン・ウェイ(27)が、現地でインタビューに応じた。

 リー監督は周囲の期待をよそに「何も期待せずに作った」と平静そのもの。「ブローク―」でカウボーイ同士の同性愛を描いたのに対し、今作では日本軍占領下の中国で2人の立場の違う男たちと、その間で揺れ動く女性スパイを描いた。

 SEXシーンなどの過激な性描写でも注目を集め、その内容は米国でもR指定を受けたほどで「観客にショックを与えたことにはなったと思う」と手応えは十分。日本から同部門に出品している「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」の前に立ちはだかる大きな壁になりそうだ。

 また、1万人から選ばれて女性スパイ役でトニー・レオン(45)を相手に過激な演技を見せた新人タン・ウェイ。「すべてをさらけ出した。私にとってはヌードになることは問題ではなく、いかに感情をぶつけ、表現できるか」日本では来年早々に公開され、同役の候補でもあったチャン・ツィイー(28)とともにアジアを代表する女優として注目を集めそうだ。

参照元:スポーツ報知

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