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ウイルス感染を描いたパニック映画「感染列島」(瀬々敬久監督)が17日、全国324スクリーンで初日を迎え、アジア8か国・地域で公開されることが発表された。主演の妻夫木聡(28)のアジアでの人気に加え、実際に鳥インフルエンザが発生した中国など各国が「起こり得る危機」ととらえているためという。すでに米ハリウッドがリメークに乗り出した同映画は、国内でも興収20億円を見込める好スタートを切った。
パニック大作がアジアに“感染”する。公開が決まったのは中国、香港、台湾、韓国、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア。03年以降、タイや中国などアジア各国では鳥インフルエンザが発生しており、新型インフルエンザは各国で切迫した危機ととらえられることから、今作で描かれるウイルスの感染爆発に大きな興味を示したという。
鳥インフルエンザの人から人への感染が確認され、対策に本腰を入れているのが中国。映画の上映許可制をとる中国では、政府によって脚本から完成まで、原則的に3~4段階の審査があるが、今作は中国政府のお墨付きを得ている。
アジア以外にも注目されている。ハリウッドがリメークに名乗りを上げたのはまだ撮影中の昨年5月。正式契約を目指し現在も交渉中という。同時期のカンヌ国際映画祭ではマーケットに出品され、映像は一切なかったがチラシだけで20か国以上のバイヤーが興味を示していた。今後は世界中で猛威をふるいそうだ。
この日、東京・日比谷スカラ座で妻夫木や檀れい(37)が舞台あいさつ。ウイルス感染者の治療と感染経路の特定に奔走する救命救急医を演じた妻夫木は「ただのパニックムービーだったらやらなかった。ウイルスもひとつの命で、命の共存という深いテーマがある」と熱弁。救命医の元恋人で世界保健機関(WHO)の医師役の檀は「希望を信じて前に進むことは素晴らしい。みなさんに明るい未来がありますように」と話した。
東宝によると、昨年2月に公開された「チーム・バチスタの栄光」(興収約16億円)対比で138%の動員。興収20億円は確実という。
◆巨大3メートルマスク ○…公開初日イベントに横3メートル、縦1.25メートルの巨大マスクがお目見え。ギネス世界記録に申請予定だが、妻夫木は「意外に小さいですね。誰がこのマスクをするんでしょうか」と苦笑した。また、映画とタイアップする大手メーカー「白元」のマスクは昨年9~12月の売り上げが前年同期比で63%増になったという。
参照元:スポーツ報知