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女優の堀北真希(20)がハリウッド監督と初タッグを組むことが24日、分かった。映画「ナクシタキオク(仮題)」(来秋公開予定、ハンス・カノーザ監督)で、俳優の松山ケンイチ(23)とダブル主演。アメリカでも公開が予定されており、待望のハリウッドデビューとなる。26日のクランクインを前に、英語のセリフにも初挑戦する堀北は「海外の監督が撮る日本がどのような作品になるのか、楽しみ」と話している。

 堀北が世界へ羽ばたく。「ナクシタ―」はガブリエル・ゼビン氏(31)の著書「亡くした記憶の物語」が原作の、インターナショナルスクールを舞台にした純愛物語。

 堀北が演じるのは階段から落ちて4年間の記憶を失ってしまったナオミ。ミステリアスな先輩・ユウジ(松山ケンイチ)に思いを寄せながら、記憶を取り戻そうと奔走し、自分自身や自分の居場所、本当に大切なものに気づき成長していく。

 同作で初タッグを組むハリウッド監督は、大人のラブストーリーを描いた米映画「カンバセーションズ」で、05年の東京国際映画祭審査員特別賞に輝いたハンス・カノーザ氏(38)。幼少から何度も来日し、邦画以外に連続ドラマで日本の若手俳優もチェックしているという。

 なかでも「ALWAYS 三丁目の夕日」(05年)の堀北と「デスノート」(06年)の松山の好演にほれ込みオファー。26日のクランクインを控え、8月中に来日。リハーサルを終え「彼らの素晴らしい“化学反応”にいつも驚かされる。力強い作品作りに必要な知性と直感を持っている」と手応えも感じている。

 早ければ再来年にもアメリカで公開予定。オムニバス形式を除き、過去5作で主演してきた堀北は、英語のセリフにも初挑戦し「自分にとってめったにないチャンス。作品全体がどうなるかをイメージして取り組むのではなくて、1シーン1シーンに集中して取り組めたら」と気合十分。

 堀北とは3度目の共演となる松山も「初めて海外の監督と一緒に仕事。海外のスタッフさんが何人かいらっしゃるので、チャンバラごっこをしたい」と意気込んでいる。

 ◆カノーザ監督「今までと違う面引き出す」 ○…35か国で公開された「カンバセーション」で2人の主人公の映像が同時進行する「デュアルフレーム手法」を駆使したカノーザ監督は、今作でもハリウッド最新技術「VFX」(CGを使った視覚効果)を多用する予定。同作の来日プロモーション時に今作のアイデアが浮かんだそうだが、自身、インターナショナルスクールに通い「普通の学校といかに異なる世界であるかよく知っている。特別な環境で恋に落ちる若者を演じることで、堀北さんと松山さんの今までと違った面を引き出したい」と日本での映画製作に気合十分。

参照元:スポーツ報知

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