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俳優の本木雅弘(42)、女優の広末涼子(28)の主演映画「おくりびと」(滝田洋二郎監督)が中国最大の映画賞「第17回金鶏百花(きんけいひゃっか)賞」の観客賞で作品、監督、主演男優賞を受賞したことが13日、明らかになった。2日のモントリオール世界映画祭のグランプリ、12日のアカデミー賞外国語映画賞の日本代表選出に続く栄冠。

 金鶏百花賞は中国・大連で14日まで開催。外国映画18本の招待作品のひとつが「おくりびと」で、8~12日に上映され、12日夜に観客賞が発表された。同賞は観客の投票で選ばれ、作品、監督、主演男優、主演女優の4部門。邦画はほかに木村威夫監督(90)の「夢のまにまに」が上映された。

 葬儀の際に遺体をひつぎに納める納棺師(本木)が人間の尊厳や家族愛を見つめ直すストーリー。「中国では初めてのテーマ。死の恐怖感がなくなった」との意見があった。

 この日、東京・有楽町の丸の内プラゼールで初日舞台あいさつが行われ、本木は「公開前から、いい風がたくさん吹いている。作品が一人歩きしているようで不安なくらい。自分が“おくられびと”になるころ、かつての名作としてテレビで見られたら」。同映画は米、英、仏など50か国から配給オファーが来ている。

参照元:スポーツ報知

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