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歌舞伎俳優・中村獅童(35)が舞台「羊と兵隊」(作、演出・岩松了、7月5~27日・本多劇場)に主演することが23日、分かった。獅童にとって岩松作品に出演するのは6年越しの夢。さらに幼少のころから通い続けた東京・下北沢の本多劇場での出演で、小劇場初出演。女優・竹内結子(27)との離婚が成立し、心機一転を期す獅童の今回の役は、円満な家族を崩壊させる謎の男。極限状態での人間のきずなを確認する意味シンな舞台になる。
今年を、原点回帰の年と位置づける獅童が、2つの夢をかなえる。「芝居、演技をもう一回勉強し直したい」と映画、テレビよりも舞台出演を重視。尊敬している演出家・岩松さん(55)とのコンビで、あこがれだった東京・下北沢の本多劇場の出演を実現させた。
岩松さんと6年ほど前に出会い、意気投合。舞台について熱く語り合ってきた。さらに本多劇場は6歳の時、自転車で初めて訪れて以来、何度となく通った原点の地。岩松さんと話し合って、劇場を決めた。「下北沢は“演劇の街”“若者の街”で、親しみのある町です。思いっきり楽しんでお芝居をしたいです」と獅童は早くも気合全開だ。
物語は戦時下のとある町の5人家族の家が舞台。父・長倉一政(岩松了)は息子と2人の娘を持ち、戦争のおかげで潤い不自由のない生活を送っている。そこに長男・亘が出征する可能性が出てきたために、替え玉として謎の男が登場する。獅童は「亘」と「謎の男」の2役を演じる。男は身代わりに戦争に行くことを承諾する代わりに、家族に無理難題を要求。母・夕子(佐藤直子)と体の関係を強要し、さらには姉・雅(辺見えみり)にまでその欲望のほこさきを向ける。
平和な家族を崩壊させる役柄だが、獅童は「狂気的な主人公の内面の“悲しさ”を、見に来てくださったお客様に感じていただけるようにお芝居をしたい」と抱負を語った。
自らも脚本作りに積極的に参加。戦時下という極限状態での人間関係、屈折した家族愛を描く物語。「自分にとっても挑戦ですし、この舞台によって新しい自分自身に出会いたいです」と獅童。竹内との離婚も成立し、心機一転を図る獅童が極限状態の“愛”を演じる。
参照元:スポーツ報知