キムタク総理大臣…「エンジン」以来３年ぶり月９主演

ＳＭＡＰの木村拓哉（３５）が、４月スタートのフジテレビ系の主演ドラマ（タイトル未定、月曜・後９時）で総理大臣を演じることが１８日、発表された。政治に無関心だった小学校教師が総理大臣になり、庶民の目線で世直しに奮闘する物語。木村の連続ドラマ主演はＴＢＳ系「華麗なる一族」以来、約１年ぶり。木村総理が史上最年少のリーダーとして日本の改革に乗り出す。

　木村が史上最年少で総理大臣に就任する。木村の実年齢と同じ３０代半ばという設定で、戦後最年少の５２歳で就任した安倍晋三前総理ばかりか、伊藤博文の４４歳も大幅に更新だ。

　といってもこの木村総理、政治は素人同然。子供たちと充実した日々を送っていた小学校教師が、ひょんなことから議員へ転身し、総理大臣へと担ぎ出される。

　百戦錬磨の議員たちにほんろうされながらも、木村総理は庶民の目線から疑問を投げかけ、永田町で情熱とリーダーシップを発揮する。

　安倍前総理の電撃辞任や政治家の失言、年金問題など政治不信が続く日本。ドラマは政治に夢と希望を込めたエンターテインメントとして描く。

　フジテレビの後藤博幸プロデューサーは「リアリティーのあるエンターテインメントとして、魅力的な総理大臣を演じていただけるのは木村さんしかいない」と説明。木村の髪形や服装が流行するなど若者に大きな影響力を持つだけに、政治に関心を向ける効果もありそうだ。

　木村の「月９」主演は「エンジン」以来３年ぶり。これまで検事やレーサーなどを演じた木村だが、一国のリーダーという“究極”の大役に意欲を燃やしている。

　脚本は全１１話で視聴率３０％超えの連続ドラマ「ＨＥＲＯ」と、その映画版を担当した福田靖氏。同ドラマの特別版の監督など「ＨＥＲＯ」の主要スタッフが再集結する。

　映画「ＨＥＲＯ」は興収８１億円で昨年の邦画１位。一昨年１２月公開の「武士の一分」を加えると１２２億円となり、木村はスクリーンでも人気と実力を示した。連続ドラマの視聴率不振のなか、木村総理の“支持率”も注目される。

　◆総理大臣を主人公にしたドラマ　田村正和が総理を演じた１９９７年放送のフジ系「総理と呼ばないで」がある。低支持率の内閣を描いた三谷幸喜氏脚本のコメディー。一昨年の自民党総裁選の２日前に放送された日テレ系の特番では、小泉純一郎元総理の政権の舞台裏をドラマ化。岩城滉一が演じた。

　◆秘書に深津絵里　○…木村総理を支える有能な秘書を深津絵里（３５）が演じる。野心家で素人総理の秘書役に最初は不満を持つが、次第に人間性にひかれていく。木村との共演は「空から降る一億の星」以来６年ぶり。連続ドラマはＳＭＡＰ・香取慎吾（３１）主演の「西遊記」で三蔵法師を演じて以来となる。

参照元：スポーツ報知